包種茶は、清代同治年間(1862〜1874)に、中国の安渓の茶農が発案したと言われています。
 当時は製茶後に人工的に花の香りをつけて売られていましたが、1881年に台湾に渡ってからは、 文山地区の茶農により、自然の力で茶葉から花の香りを引き出す工夫が重ねられ、 現在の独特な清らかな飲み心地が作り上げられました。

 

  包種茶がまだ台湾に伝わってくる前には、包種茶は長方形の紙に包んで売られていたので、「包種茶」という名前になったそうです。

 

  また、台湾では包種茶は縁起がいいお茶だと言われています。 包種茶の「種」という字と、「当たる、叶う」と言う意味を持つ「中」という字の発音が同じだからなんだそうです。 (アクセントは違います。「橋」と「箸」みたいなものと思っていただければよいかと・・・) 勝負事や、受験などにのぞむ人に「○○祈願」で包種茶を贈ったりするそうです。

 

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