怖い位の豪雨。
許さんのところについてもまだ降り止まぬ雨。
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朝早い飛行機に乗り、関空から飛行機に乗って台湾へ。
仕入れ期間中、台湾は梅雨真っ只中。
到着する2,3日前から続いていた豪雨で、
行く予定だった茶農家さんで土砂崩れがあって行けなくなったりと、今回は、なんだか雨に振り回された仕入れでした。
ずっと雨か曇りだったので、撮った写真もかなり暗いですし、
梅雨空のようなどんよりトーンの仕入れ日記です(-_-;
空港まで、おなじみ王さんが迎えに来てくれました。
そのまま高速道路で、包種茶の仕入れ日記でおなじみの、
茶師の許さんの元へと向かったのですが、車の中にいても怖い位の豪雨!!
運転の荒いドライバーの多い台湾の高速道路ですが、この日ばかりは皆安全運転「気味」でした。
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製茶に使った道具もまだ出たまま。
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事前に王さんが連絡してくれていたので、許さんと奥様が迎えてくれました。
春茶の製茶が一番忙しい時期をやっと過ぎた頃で、
お家の前やお店の中に、まだ道具が残っているような状態でした。
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出来たばかりの包種茶
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また、時々近所の茶農家の方や、おなじみさんなども訪れて、
お茶の周りで許さんに質問したり、茶葉を手にしながら何やら真剣に話をしたりもしていました。
左の青い服を着た男性が許さんです。 相変わらず40代には見えない肌の美しさ!
こちらのご家族はおばあさんから赤ちゃんに至るまで、皆さんいつ見ても輝くばかりの美肌!!
やっぱりお茶のポリフェノールなどがいいのでしょうか。。。
二人のお子様もすっかり大きくなって、上の息子さんはもう台湾語がペラペラになっていました。
3年前に来た時はベビーベッドに寝ていた赤ちゃんだったのに、
世界地図を見ながら「ベトナムはここ!台湾はここ!」と指差す姿に、ちょっぴり感動していると、許さんに呼ばれて
試飲が始まりました。
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試飲風景
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最初に試したのは「特選」タイプの包種茶。
製茶方法の違いなどの説明を聞きながら、早速飲ませてもらいます。
さすが許さんの包種茶です、じめじめ天気の鬱陶しさが吹き飛ぶような清らかさ!
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包種茶の後は秘密の烏龍茶の試飲。。。
許さんが去年からとりくんでいる烏龍茶など試飲しました。
懐かしい!近藤が小学生の時にみていたハットリくん
百年老店。
仕入れ日記2002年秋ではとてもお元気だった茶園創始者のおじいさんは、昨年お亡くなりになりました。お茶作りを始めた頃は、
試行錯誤で大変なご苦労をされたそうです。おじいさんの伝統は許さんの包種茶に受け継がれています。
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石碇の包種茶は、素朴な雰囲気が魅力。はかなげな特選タイプの包種茶は、許さんの得意とするところです。
どれもとてもすばらしくて、いつもながらかなり迷いましたが、真ん中の1つに決めました。
この後、「極上」タイプの包種茶を試飲することに。昨年はピッタリ来るものがなく、仕入れなかったのですが、
今年はこれ!というものがあるでしょうか・・・?
試飲をしていると、突然背後から大音量で
「ハッ!ハッ!ハットリ君ガ、シュタタノター!サカサニテンジョウヲアルケバ〜!!」
なつかしいハットリ君の歌が!!
驚いて振り返ると、許さんの息子さんがテレビでハットリ君を見ながら歌っていました。
台湾では日本のアニメをたくさん放送しているのですが、こんなに古いアニメまで放送しているとは!
ハットリ君はもう何度も再放送しているらしく、大人の皆さんもかなり詳しくて、この後、大人の皆さんから、
何故ハットリ君はカエルが苦手なのだ?とか、
ちくわとてんぷらは同じものか?
伊賀や甲賀にはまだ忍者がいるのか?甲賀は大阪から何キロだ?など質問攻めにあいました(^^;)
しかし、子供ってすごいですね〜、外国語でも耳で聴いたものをそのまま歌えるんですもん。許さんの息子さんのハットリ君にもびっくりしましたが、
そういえば、王さんの娘さんも
日本語で「おじゃ魔女どれみ」の歌を歌うと言っていたなぁ。子供の耳ってほんとうらやましいです。
そんな事件(?)もありながら、極上タイプの仕入れも決め、その後許さんが去年から作り始めた烏龍茶や、包種茶以外で特に良く出来たお茶なども
試飲させてもらいました。今年は、これらのお茶も登場するかも??
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「葱油石斑魚」という台湾でポピュラーな魚料理です。柔らかい白身で美味しいです。
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仕入れるお茶を決め、荷造りや発送の手続きなどをすませた後、許さんご夫妻に別れを告げ、大雨の中台北方面へと向かいました。
夜、台北にて王さんと晩御飯を食べながら、明日以降の予定の確認をしました。
明日夜から出発して行くはずだった所は土砂崩れで行けなくなったので、
予定を大幅に変更して、仕入れを進めることになりました。時間の余裕は出来たもののどうなることやら??
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