東方美人（とうほうびじん）
台湾茶の代表選手、東方美人。
白い産毛が生えている茶葉はうぶうぶの新芽です。
東方美人の別称「白毫烏龍茶」の「白毫」とは、「白い産毛」という意味です。
この新芽の多さが、高品質な東方美人の証!
「オリエンタルビューティー」「シャンパン烏龍茶」の 別名をもつ 東方美人 。
その名の通り、色とりどりの茶葉には思わず見惚れてしまいます。
茶葉を側に置いただけで芳醇な香りが漂ってきます。
東方美人はウンカという虫に噛まれることを利用して生えている茶葉の発酵を進めるという独特の方法で発酵させます。
ウンカは一年のうちわずかな期間にしか活動をしない為、一年に一回しか製茶できず、製造量も限られています。
写真の東方美人は、青心烏龍という品種から作られています。
東方美人は、青心大バンという品種で作られることが多く、青心烏龍種の東方美人は台湾でもあまり見かけません。
青心烏龍種の東方美人は強い甘み、強い味わいが特徴的です。
文山包種茶の産地である石碇は青心烏龍種の東方美人の名産地でもあります。
青心大バン種の東方美人は香りが高く、主な産地は苗栗、新竹などです。
新芽が多いため、茶葉はとても柔らかく、見た目もとても綺麗です。
砂糖を入れなくてもとろんとした甘みがあり、華やかな香りがたまりません！
洋菓子にも和菓子にも、菓子パンやバニラアイスなどにも合います。
甘い華やかな香りや後味は病みつきになります！
ホットはもちろん、アイスも美味しいですよ。
東方美人の煎れ方（入れ方・淹れ方）・飲み方
茶葉の量：茶壺の大きさにも寄りますが、茶壺の2/3程度。
東方美人は茶葉のかさ（体積）が大きいので
丸い茶葉の凍頂烏龍茶などと比べるとかなり多めに入れる感じです。
平均的な大きさの茶壺（120〜200cc程度）の場合、約5〜7ｇ程度
湯温：95〜97度
蒸らし時間：茶壺の大きさ、茶葉の量によっても変わりますが、
1煎目は1分〜1分半程度。
2煎目以降はお好みによって少しずつ長くしていってください。
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