碧螺春(へきらしゅん)

台湾で作られているお茶は烏龍茶だけではありません。
古くから 緑茶や紅茶も作られているんです。

台湾で緑茶の産地と言えば三峡。
写真の茶葉は、三峡で作られる緑茶の中でも特別な「碧螺春」。
何故特別かといいますと、このお茶は春にしか出来ないのです。

他の季節にも茶葉は収穫されますが、ほとんどが茉莉花茶などのベースのお茶にしてしまうので、
この緑茶が買えるのは春だけです。

その内、清明節(4月5日辺り)より前に採れたものは
「明前碧螺春」と呼ばれ、 最高に美味しいと言われています。

茶葉の白っぽいところは新芽です。
一芯一葉のものと写真のように一芯二葉のものがあります。
顔を出したばかりのやわらかな葉を手摘みします。

煎れた後の茶葉です。
とても柔らかいです。食べてもおいしい。

茶はほっこりした甘みがあります。
釜炒りなので、香ばしさもあります。

碧螺春の煎れ方(入れ方・淹れ方)・飲み方

茶葉の量:数人で飲む場合は、茶壺の2/3程度
碧螺春は茶葉のかさ(体積)が大きいので凍頂烏龍茶などと比べると体積ではかなり多めに入れる感じです。

湯温:85℃〜90℃(沸騰した後、少し冷めたお湯)

蒸らし時間:茶壺の大きさ、茶葉の量によっても変わりますが、1煎目は30秒ほどでも大丈夫です。
一人で飲む場合は茶葉を少なめにし、 蒸らし時間を少しだけ長めに取ると良いです。

碧螺春の簡単!美味しい煎れ方

グラス、もしくはマグに先にお湯をいれて、上から茶葉をいれます。
(茶葉の量は100ccにつき2g位・・・女性の指で軽くひとつかみ位)茶葉をいれたら、ちょっと蓋をして蒸らします。あとはグラスからそのままお召し上がり下さい。

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